● 基本方針
(1) 興楽会に入所する人たち(以下「被保護者」と略します。)が、早期に自立し健全な社会生活を営めるように、職員の指導・助言の下で、被保護者自身に「更生計画」を作成してもらい、この計画に基づいて、更生のために必要な面接、助言、指導を行います。
(2) 入所直後の不安やその後の悩みごとに対する相談・生活指導、就労支援、退所直前の環境調整等について、繰り返し個別面接を行うなど、被保護者各人のための自立支援を実施しています。
(3) 興楽会の清掃等環境美化については、被保護者の自主的な役割活動の一環として、毎週日曜日、被保護者全員による興楽会内外の一斉清掃を実施しているほか、当番を決めて、「分別ゴミ出し」、「入浴場の清掃」も行うようにしています。
(4) 被保護者には、忍耐強く働くことの習慣を身に付けさせるとともに、退所後の自立生活維持のために必要な「自立資金」を確保するよう指導しています。そのため、在会中、早期に就労させ、かつ、それを継続するように指導するほか、興楽会において、「保管金制度」を設け、貯蓄励行と金銭管理についての指導も行っています。